アロマオイル精油ミルラ

ミルラ

アロマ　ボタニカル名	Commiphora myrrha
アロマ　科名	カンラン科
採取方法	水蒸気蒸留
採取部位	樹脂
産地	ソマリア

ミルラは、新約聖書の中で、イエスキリスト誕生の際に東方の博士が持ってきた贈り物の一つ(-没薬-)として知られています。
ミルラは聖書の中で152回も言及されており、スパイスや自然療法、死者を清めるために使用された重要な植物でした。
古代ミイラを作る際に用いられていた樹脂で、ミイラの語源とも言われています。
ミルラの木は白い花と節がある幹が特徴的で、砂漠地帯の乾燥している環境で生育するため葉はほとんどありません。
木の幹に切り込みを入れ、ミルラの樹脂を採取します。

精油の揮発度

ベース

香りのグループ

バルサム/アース

ブレンドに合う精油

カンファー、シトラス、ウッディ
ゼラニウム、
フランキンセンス、
オレンジ、マンダリン

カラー

黄金色から褐色の液体

香り

深くコクのある甘味と土の中にいるような温かい香り

特性

ミルラエッセンシャルオイルは強い消毒作用と抗菌作用があり、喉や歯、歯茎の感染症に有効です。
動物実験では、ミルラは高い抗酸化力によりウサギの肝臓障害を予防することが分かっています
【2010年Journal of Food and Chemical Toxicology掲載】
ミルラは古代から傷の治療や感染症の予防に使用されており、水虫、口臭、白癬（カンジダ要因）にきび等、抗菌・抗真菌作用があります。
ミルラオイルは、黄色ブドウ球菌感染症（スタフ）に対する強力な抗菌作用があることが実験的で確認されています。
寄生虫感染症のファシオラ症の治療薬としても使用されています。
またミルラは、ひび割れやあかぎれを和らげる保湿作用があります。
古代エジプトでは、肌の老化を防ぎ健康な肌を維持するために使用されていました。
その他リラクセーション作用もあります。